東京・町田市の法政大学のキャンパスで学生の女がハンマーを持って暴れ、学生など8人がケガをした事件
引用:Yahoo!
犯行に及んだ動機は
『グループから無視されていて、うっぷんがたまっていた』と話しているようです。
例として、大学生でのいじめの内容をまとめました。
大学生におけるいじめ
大学生におけるいじめは、小中高で見られるような身体的な暴力や金銭の要求といった直接的なものだけでなく、より陰湿で分かりにくい形で行われることが多いようです。
主な内容
- 仲間外し・無視:
グループやサークル活動から意図的に外したり、会話に参加させない、SNSグループから排除するなどの行為。最も多く見られる形態の一つです。 - 陰口・悪口:
本人のいないところで悪口を言ったり、根も葉もない噂を流したりする行為。SNSやLINEグループなどを利用して拡散されることもあります。 - SNSでの誹謗中傷:
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSで、個人を特定できる情報とともに誹謗中傷を書き込む行為。匿名アカウントを利用する場合もあります。 - 集団での嫌がらせ:
複数人で特定の個人に対して嫌がらせを行う行為。些細なことで責め立てたり、侮辱する言葉を浴びせたりします。 - プライベートの侵害:
個人のプライベートな情報を暴露したり、勝手にSNSに投稿したりする行為。写真や動画を無断で公開するケースもあります。 - 過度な要求・強要:
飲み会での一気飲みを強要したり、サークル活動で無理な役割を押し付けたりする行為。断りにくい状況を利用して行われることが多いです。 - 性的ないやがらせ:
性的な冗談を言ったり、身体に触ったりする行為。セクハラに該当する場合もあります。 - オンラインゲームでのいじめ:
オンラインゲーム内で仲間外れにしたり、誹謗中傷したりする行為。ボイスチャットで暴言を吐くケースもあります。 - アカデミックハラスメント:
教員や先輩から、研究活動や論文執筆に関して不当な扱いを受ける行為。人格否定や過度な要求などが含まれます。
特徴
- 表面化しにくい: 成人である大学生は、いじめられていることを周囲に相談しにくい傾向があります。また、いじめ自体も陰湿な形で行われるため、周囲から気づかれにくいです。
- 人間関係の複雑さ: 大学は様々な背景を持つ人が集まる場であり、人間関係が複雑になりやすいです。そのため、いじめが起こりやすく、また解決しにくい状況があります。
- SNSの利用: SNSは情報伝達の手段として便利ですが、いじめの場としても利用されやすいです。匿名性や拡散性の高さから、被害が拡大しやすい傾向があります。
- 加害者の意識の低さ: 加害者側は、軽い気持ちで嫌がらせをしているつもりでも、被害者にとっては深刻な苦痛となる場合があります。いじめという認識がないまま加害行為に及んでいるケースもあります。
対処法
- 信頼できる人に相談する: 友人、家族、大学の相談窓口などに相談し、一人で抱え込まないことが大切です。
- 証拠を残す: いじめの状況を記録しておくと、後で相談する際に役立ちます。SNSの書き込みやメールなどはスクリーンショットなどで保存しておきましょう。
- 大学の規則を確認する: 大学にはいじめに関する規則や相談窓口が設けられている場合があります。大学のウェブサイトや学生便覧などで確認してみましょう。
- 必要に応じて法的手段を検討する: いじめの内容によっては、名誉毀損や侮辱罪などに該当する場合があります。弁護士などに相談することも検討しましょう。
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