第97回アメリカアカデミー賞でノミネートされた『あめだま』
この作品は、韓国の絵本作家であるペク・ヒナさんが手がけた絵本の短編アニメーションである。
また、Dr.スランプアラレちゃんやドラゴンボール、ワンピースなど数々の人気アニメの作品にディレクターとして参加している西尾大介さんが監督されており注目の作品となっている。
『あめだま』の内容とレビューをまとめました!
あめだまの内容は、あめだまを舐めると不思議なことが…
摩訶不思議なあめだまをなめたら、ぼくの心がとけだした!ひとりぼっちで遊ぶドンドンは、ある日駄菓子屋でビー玉みたいな色とりどりのあめだまを手に入れる。口に入れると、とつぜん、まわりの声が聞こえてきた!居間のソファー、年老いたイヌ、小言ばかりくりかえすパパ、今は亡きおばあちゃん。物や人の心の声を聞くうちに、ドンドンの心にも変化がおとずれて・・・。
引用:amazon
2018年8月に発行されています。
2003年時点で作品の制作は始まっており、当時子供向けのテレビ番組に扱う物語を書いていた作品の一つのようです。
高評価ばかりのレビューまとめ!
独特のビジュアルとキャラクター
本作では、紙粘土で作られた人形や緻密なセットが用いられ、写真を通じて物語が展開します。特に、登場するキャラクターの表情やあめだまのビジュアルは一度見たら忘れられないほど印象的で、独特の雰囲気がクセになるとの声が多く寄せられています。 (絵本ナビ)
関西弁の翻訳による親しみやすさ
小学校などでよみきかせ活動をしているので、長谷川義史さんの楽しい絵本は知っていましたが、海外作品を訳していらっしゃる事は知りませんでした。「お月さんのシャーベット」に出会い、ペク・ヒナさんの作品を検索して本作を購入しました。「天女銭湯」の制作動画を見ましたが、本作も隅々までこだわって創られておりどのページもステキですし、キャラクターの表情も何とも言えず、ストーリーにも感激しました。 長谷川さんの関西弁訳がぴったりなのはなぜでしょうねえ・・(楽天レビュー)
子どもから大人まで楽しめる内容
0歳の娘にはまだ早いのですが、大人である私がとても楽しんで読みました。長谷川義史さんの関西弁のリズムも心地よく、ストーリーも絵もとても楽しい絵本です。良質な短編アニメーションを観ているようでした。韓国の作家さんの絵本ですが、日本が舞台と言われても違和感ない。韓国の絵本、クオリティが高そうで、もっと他の絵本も読んでみたいなと思わされました。(絵本ナビ)
感動的なエピソード
作者のペク・ヒナさんは、読者からの感想に感銘を受けたエピソードを紹介しています。
自閉症のお子さんを持つ母親が、「子どもと全ての意思疎通ができればいいな」という願いを込めて本作を読んだとのことです。
このような読者の声が、作者にとって大きな励みとなっているそうです。(好書好日)
『あめだま』は独特のビジュアルと温かみのあるストーリー、そして親しみやすい翻訳によって、多くの読者の心をつかんでいます。
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